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F M S
Functional Movement Screen

 FMSとは、Functional Movement Screen、或いは Functional Movement Systemの略で1995年に理学療法士グレイ・クックとリー・バートンによって開発された、身体の動作を分析・評価する最新の手法であり、
 現在、様々な医療現場やスポーツ現場などで活用されている身体機能評価法で、下記の7つの基本的な動作を基に身体の弱い部分や硬い部分、バランスの悪い部分などを抽出し、動作時の悪癖を見つけ出すことが出来ます。
①ディープスクワット
両脚を肩幅に広げ爪先を前に向けて立つ
両手でバーを持ち、腕を伸ばし頭上で支持する
背中を真直ぐ保ったまま可能な限り深くしゃがむ
②ハードルステップ
両脚を揃えて立ち、脛骨粗面の高さにハードルを設定する
バーを肩の高さで床と平行に支持し
背中を真直ぐ保った状態で、片脚を上げハードルをまたぐ
③インラインランジ
両下肢を一直線上に置き、脛骨の長さ分だけ前後に足を開く
前脚の反対側の手は頸部の後ろ、前脚と同側の手は腰部でバーを握り、
後頭部、背部、仙骨の3点にバーが触れる様に支持する
バーを床と垂直に保ったまま、後脚の膝を床に下ろし後脚の膝を前脚の踵に出来る限り近づける
④ショルダーモビリティー
両脚を揃えて立ち、親指を中に入れて拳を握る
片側の手は背中の上部から下部へ、
もう一方は背中の下部から上部へ動かし、可能な限り両拳を近づける
⑤アクティブストレートレッグレイズ
爪先を上に向け仰向けになり、両膝の下に5cm×15cmのボックスを敷く
両手を体側に置き片脚の膝がボックスから離れない様に、もう一方の脚を伸ばしたまま可能な限り高く持ち上げる
⑥トランクスタビリティプッシュアップ
うつ伏せになり、両手を肩幅に開いて頭上に伸ばす
両手を下げて親指を額のラインに合わせる
両足を揃えて爪先を立て
体幹を一直線に保ったまま、腕立て伏せの要領で身体を持ち上げる
⑦ボックスをまたいで手が肩の下、膝が股関節の下に位置するように四つ這い姿勢をとる
左右の親指、膝、爪先をボックスの横にあて、足関節は屈曲させる
一方の手を頭上に伸ばし、同側の下肢は後方に伸展させる
伸展させた手脚の肘と膝を接触させる
もう一度、手脚を伸展させ開始の位置に戻る

 従来行われてきた体力テストとは異なり、筋力や持久力などの体力面での評価ではなく、動作時の身体の捌き、身のこなしのスムースさに着目し、7つの基本動作各3点、合計21点満点で評価され、14点に満たない場合には、14点以上の人と比較してケガの発生率が4倍になるという報告もある。

 これまで運動能力は筋肉が発揮するパワーや運動を継続する粘り強さ(筋持久力)、或いは有酸素運動能力(全身持久力)などによって評価されることが一般的でしたが、FMSでは一つの動作を行った際の身体の各部位の協調性を評価することで動作の阻害要因となる代償運動(悪癖)を明確・簡便に把握することができます。


FMSの評価を行うには、ボックスと呼ばれる幅15cm・高さ5cm・長さ160cmの木の板と120cmのバー(木の棒)を使用します。
ボックスはハードルステップを行う際にはハードルとして用いることができます。