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柔道整復師のための臨床検査の基礎知識

 血液検査や尿検査など、本来は柔道整復師の業務範囲外のものですが、保健・医療・福祉の連携が必須となっています。他の医療従事者、介護事業者、患者さん本人等から情報提供が有った際にその情報を読み取る必要があります。あくまでも提供された情報を理解するために活用して下さい。

お薦めの解説サイト
もっと詳しく知りた方は下記のサイトもご覧下さい。

  • ベストメディテク


  • 病院の検査の基礎知識  http://medical-checkup.info/

    検査ぶっく  http://www.kensa-book.com/

    生化学的検査 血液中の糖質、蛋白質、ビタミン、ホルモンなどを調べ、臓器の異常を把握します。
    血液学的検査 赤血球や血色素から貧血の程度を、白血球の多さから炎症の程度等を把握します。
    尿・便等の一般検査 成分を調べて腎臓や肝臓の異常を検出したり、消化器の異常をチェックします。
    免疫血清学的検査 免疫機能の状態を調べる事で、身体に侵入した細菌やウイルスを特定します。

    TR>
    生化学的検査
    検査項目単位基準値概要
    総蛋白TPg/dl6.7-8.3血液中に含まれている蛋白の総称
    ・低値
    ネフローゼ症候群
    蛋白漏出性胃腸症
    重症肝障害(肝硬変等)
    吸収不良性症候群
    栄養摂取不良
    胸水、腹水の貯留
    ・高値
    脱水症
    多発性骨髄腫
    膠原病
    慢性感染症
    慢性肝炎
    アルブミンALBg/dl3.8-5.3総蛋白の約67%を占める蛋白
    ・低値
    ネフローゼ症候群
    蛋白漏出性胃腸症
    重症肝障害
    栄養不良
    感染症
    甲状腺機能亢進症
    ・高値
    脱水症
    総ビリルビンT-Bilmg/dl0.3-1.2ヘモグロビンやポルフィリン体などが分解されてできる色素
    ・高値
    黄疸
    肝疾患
    胆管炎
    胆道閉塞
    肝内胆汁うっ滞
    dubin-johnson症候群
    Rotor症候群
    ASTGOTU/L10-40肝臓・心臓・骨格筋・赤血球等に多く存在するアミノ酸代謝に関与している酵素
    ・高値
    肝疾患:肝炎(慢性・急性)肝硬変、脂肪肝
    心・骨格筋疾患:心筋梗塞、筋ジストロフィー
    血液疾患:溶血性貧血
    膵炎、胆管炎、胆道がん
    ALTGTPU/L5-40肝臓と腎臓に多く含まれるアミノ酸代謝に関与している酵素
    ・高値
    肝炎(急性・慢性)・肝硬変・肝がん・脂肪肝・胆汁うっ滞
    AST/ALTS/TAST、ALTは一般的に単独で検査することはなく、ペアで検査されます。
    ・AST<ALT
    肝炎(慢性・急性)、脂肪肝、肝硬変初期、胆汁うっ滞
    ・AST>ALT
    劇症肝炎、アルコール性脂肪肝、アルコール性肝炎、進行した肝硬変、溶血、うっ血性心不全、心筋梗塞
    ・AST>>ALT
    原発性肝がん、筋ジストロフィー
    LD(LDH)乳酸脱水素酵素LDU/L120-240細胞内で糖をエネルギーに変える時に必要な酵素。心臓、肺、腎臓、肝臓、骨格筋、赤血球等に多く含まれる。
    ・低値
    LDHサブユニット欠損症
    ・高値
    肝炎(急性・慢性)肝硬変、肝臓がん
    心筋梗塞、心不全
    腎不全、ネフローゼ症候群、腎梗塞
    進行性筋ジストロフィー、多発性筋炎、皮膚筋炎
    溶血性貧血、白血病、悪性貧血、悪性リンパ腫
    γ-GTP(γ-GT)γ-GTPU/I男:70以下
    女:40以下
    グルタチオンと呼ばれる解毒に関与する物質の産生に関わる酵素
    ・高値
    肝炎(急性・慢性)、肝がん、脂肪肝、薬剤性肝障害、アルコール性肝障害
    胆道閉塞、胆石
    常習飲酒、慢性膵炎、膵臓がん、胃がん、肺がん、心筋梗塞
    尿素窒素BUNmg/dl8-22尿素窒素とは血液中に含まれる尿素のこと。
    ・低値
    肝機能障害、低蛋白食持続摂取の疑い
    ・高値
    消化管出血、脱水、火傷、高蛋白食の摂取、発熱、甲状腺機能亢進症、悪性腫瘍
    ネフローゼ症候群、腎炎、腎不全
    腎結石、尿管結石、膀胱がん、前立腺がん
    クレアチニンCREmg/dl男:0.61-1.04
    女:0.47-0.79
    筋のエネルギー源であるクレアチンが代謝され産生される最終代謝産物
    ・低値
    尿崩症、筋ジストロフィー、妊娠、長期間の寝たきり状態
    ・高値
    腎炎、腎不全、心不全、火傷、脱水、末端肥大症
    クレアチニンクリアランスCcrml/min男:90-120
    女:80-110
    腎臓の機能(糸球体濾過値)を調べる検査
    ・低値
    腎炎(急性・慢性)糖尿病性腎症、脱水、しぬ全、尿路閉塞
    ・高値
    高蛋白食の摂取、妊娠
    尿酸UAmg/dl男:3.7-7.0
    女:2.5-7.0
    痛風などの原因物質
    ・低値
    ファンコニー症候群、Wilson病、重症肝障害
    ・高値
    高尿酸血症、痛風、腎不全、溶血性貧血、白血病、悪性リンパ腫、脱水
    ナトリウムNamEq/L135-147血液の浸透圧やpHを調節する電解質
    ・低値
    腎不全、アジソン病、尿細管アシドーシス、心不全、肝硬変、ネフローゼ症候群、甲状腺機能低下症
    ・高値
    嘔吐、下痢、尿崩症、原発性アルドステロン症、クッシング症候群、口渇中枢障害
    カリウムKmEq/L3.5-5.0血液の浸透圧やpHを調節する電解質、また、神経伝達に重要な役割を果たす。
    ・低値
    カリウム摂取不足、嘔吐、下痢、原発性アルドステロン症、クッシング症候群、多尿、アルカローシス、肝硬変、ネフローゼ、Bartter症候群
    ・高値
    アジソン病、下垂体機能不全、腎不全、火傷、溶血性貧血、アシドーシス
    クロールClmEq/L98-108血液の浸透圧やpHを調節する電解質
    ・低値
    嘔吐、腎不全、慢性腎炎、アジソン病、呼吸性アシドーシス、代謝性アルカローシス
    ・高値
    下痢、尿細管アシドーシス、呼吸性アルカローシス、脱水症(高張性)
    カルシウムCamg/dl8.4-10.2血中カルシウム濃度を調べる。血中のイオン化カルシウムは神経・筋の興奮、神経刺激伝達、血液凝固、酵素の働きを補助する。
    ・低値
    低栄養状態、肝硬変、ビタミンD欠乏症、ネフローゼ症候群、呼吸不良症候群、腎不全、副甲状腺機能低下
    ・高値
    甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症、悪性腫瘍(骨転移)多発性骨髄腫、ビタミンD過剰症、結核、サルコイドーシス、ミルクアルカリ症候群
    クレアチンキナーゼCK
    (CPK)
    U/I男:50-250
    女:45-210
    CKはCK-MM・CK-MB・CK-BBの3種類が存在CKの値が高い場合、どれが高いか精査する。
    ・低値
    甲状腺機能亢進症、全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチ、シェーグレン症候群、長期臥床、妊娠
    ・高値
    CK-MM:外傷、筋ジストロフィー、多発性筋炎、皮膚筋炎
    CK-MB:心筋梗塞、心筋炎、心膜炎
    CK-BB:脳血管障害、脳外傷、てんかん
    C反応蛋白CRPmg/dl0.30以下炎症の程度を判断できるため、炎症マーカーとして広く使用される
    ・高値
    各種感染症(細菌・真菌・ウイルス)、膠原病(慢性関節リウマチ・リウマチ熱)、
    総コレステロールT-CHOmg/dl150-219血液中の総コレステロール。エステル型と遊離型に分かれる。
    ・低値
    甲状腺機能亢進症、肝機能障害(重度)アジソン病
    ・高値
    高脂血症、甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群、糖尿病、閉塞性黄疸
    LDLコレステロールLDL-Cmg/dl70-139俗に言う悪玉コレステロール
    ・低値
    甲状腺機能亢進症、吸収不良症候群、肝機能障害(重度)、アジソン病
    ・高値
    高脂血症、甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群、糖尿病、閉塞性黄疸、肥満
    HDLコレステロールHDL-Cmg/dl男:40-85
    女:40-95
    俗に言う善玉コレステロール
    ・低値
    甲状腺機能亢進症、腎不全、ネフローゼ症候群、糖尿病、肥満
    ・高値
    家族性HDL血症
    LDL/HDL比LDL/HDL2.0以下高血圧や糖尿病、狭心症などの既往がある場合は基準値1.5以下
    ・高値
    値がたかいほど動脈硬化が進行していると考えられる。
    中性脂肪TGmg/dl35-150血液中の中性脂肪はエネルギーとして使われ、余った分は皮下脂肪・内臓脂肪として蓄えられる。
    ・低値
    甲状腺機能亢進症、アジソン病、肝硬変、吸収不良性症候群
    ・高値
    高脂血症、糖尿病、ネフローゼ症候群、甲状腺機能低下症、急性・慢性膵炎、肥満、クッシング症候群
    リポ蛋白(a)Lp(a)mg/dl30以下蛋白質で覆われた中性脂肪。
    ・低値
    肝疾患(急性肝炎、肝硬変)
    ・高値
    冠動脈疾患、閉塞性動脈硬化症、脳血管障害、家族性高コレステロール血症、糖尿病、腎透析患者
    血液学的検査
    検査項目単位基準値概要
    白血球数WBC/μl男:
    3900-
    9800
    女:
    3500-
    9100
    白血球は細菌やウイルスなどの異物から身体を守る免疫を司る。
    ・低値
    再生不良性貧血、巨赤芽球性貧血、発作性夜間ヘモグロビン尿症、膠原病、抗がん剤投与、放射線照射後
    ・高値
    細菌感染症、伝染性単核球症、白血病、脱水、心筋梗塞、出血ステロイド投与
    赤血球数RBC万/μl男:
    430-
    570
    女:
    380-
    500
    血液が赤いのは赤血球に含まれるヘモグロビンによるもの。

    ・低値
    小球性低色素貧血
    (MCV、MCHC共に低い値を示す)

    鉄欠乏性貧血、慢性感染症、持続的な出血
    正球性色素性貧血
    (MCV、MCHCともに正常)

    再生不良性貧血、白血病、脾機能亢進症(バンチ症候群)、腎性貧血、溶血性貧血、発作性夜間ヘモグロビン尿症
    大球性貧血
    (MCV高い値、MCHC正常)

    巨赤芽球性貧血(悪性貧血)、胃摘出後、肝硬変、甲状腺機能低下症

    ・高値
    真性多血症、脱水症、高地居住者
    ヘモグロビン濃度Hgbg/dl男:
    13.5-
    17.5
    女:
    11.3-
    15.2
    ヘモグロビンは肺で酸素と結びつき全身に酸素を運ぶ。

    ・低値
    小球性低色素貧血
    (MCV、MCHC共に低い値を示す)

    鉄欠乏性貧血、慢性感染症、持続的な出血
    正球性色素性貧血
    (MCV、MCHCともに正常)

    再生不良性貧血、白血病、脾機能亢進症(バンチ症候群)、腎性貧血、溶血性貧血、発作性夜間ヘモグロビン尿症
    大球性貧血
    (MCV高い値、MCHC正常)

    巨赤芽球性貧血(悪性貧血)、胃摘出後、肝硬変、甲状腺機能低下症

    ・高値
    真性多血症、脱水症、高地居住者
    ヘマトクリット値HCT%男:
    39.8-
    51.8
    女:
    33.4-
    44.9
    ヘマトクリット値は血液中に占める赤血球容積の割合。

    ・低値
    小球性低色素貧血
    (MCV、MCHC共に低い値を示す)

    鉄欠乏性貧血、慢性感染症、持続的な出血
    正球性色素性貧血
    (MCV、MCHCともに正常)

    再生不良性貧血、白血病、脾機能亢進症(バンチ症候群)、腎性貧血、溶血性貧血、発作性夜間ヘモグロビン尿症
    大球性貧血
    (MCV高い値、MCHC正常)

    巨赤芽球性貧血(悪性貧血)、胃摘出後、肝硬変、甲状腺機能低下症

    ・高値
    真性多血症、脱水症、高地居住者
    平均赤血球容積MCVfl80-100ヘマトクリット値×10÷赤血球数
    平均赤血球ヘモグロビン量MCHpg26-32ヘモグロビン濃度×10÷赤血球数
    平均赤血球ヘモグロビン濃度MCHC%32-35ヘモグロビン濃度×100÷ヘマトクリット値
    赤血球サイズ分布幅
    (赤血球容積粒度分布幅)
    RDW%15貧血がある場合に赤血球の大きさのばらつきを検査し貧血の種類を鑑別
    ・正常値
    小球性貧血低色素貧血
    二次性貧血、αサラセミア
    正球性色素性貧血
    二次性貧血、遺伝性球状赤血球症
    大球性貧血
    再生不良性貧血、MDS
    ・高値
    小球性貧血低色素貧血
    鉄欠乏性貧血、βサラセミア
    正球性色素性貧血
    溶血性貧血
    大球性貧血
    巨赤芽性貧血
    血小板数Plt万/μl13.0-36.9血小板は止血作用を司るもの。
    ・低値
    産生低下
    再生不良性貧血、巨赤芽球性貧血、発作性夜間ヘモグロビン尿症
    破壊の亢進
    特発性血小板減少性紫斑病、播種性血管内凝固症候群
    分布異常
    脾腫
    ・高値
    反応性
    出血、摘脾後、鉄欠乏性貧血、感染症
    腫瘍性
    真性多血症、慢性骨髄性白血病、本態性高血小板血症
    尿・便などの一般検査
    検査項目単位基準値概要
    尿比重SG1.005-1.030尿中に溶けている物質の量を試験紙を使って調べる。
    ・低値
    尿崩症、腎炎、腎不全
    ・高値
    糖尿病、脱水(下痢、嘔吐、発汗、発熱)、造影剤使用後、運動後
    尿pHpH5.0-8.0尿が酸性かアルカリ性かを調べる検査。
    ・酸性尿
    糖尿病、痛風、腎炎、発熱、脱水、下痢
    ・アルカリ性尿
    嘔吐、尿路感染症、過呼吸
    尿蛋白H-PROmg/日定性法
    陰性(-)

    定量法
    20-120
    尿中の蛋白を調べる。健常者でも尿蛋白は存在するが150mg/日以下の微量
    ・陽性(高値)
    腎前性
    多発性骨髄腫、溶血性貧血、膠原病、心不全
    腎性
    急性・慢性腎炎、ネフローゼ症候群、アミロイド腎、カドミウム中毒、ビタミンD中毒
    腎後性
    尿糖H-GLU陰性(-)尿中に糖(ブドウ糖)があるか調べる。
    ・陽性(+)
    糖尿病、内分泌疾患(甲状腺機能亢進症、末端肥大症)、急性・慢性膵炎、クッシング症候群、腎疾患(慢性腎不全、間質性腎炎)、褐色細胞腫、心筋梗塞、脳血管疾患、胃切除後
    尿ケトン体ケトン陰性(-)脂肪がエネルギーとして使われる為、分解される時に産生される中間代謝物質
    ・陽性(+)
    糖尿病、下痢、嘔吐、過度のダイエット、激しい運動後、妊娠悪阻
    尿潜血センケツ陰性(-)尿中にヘモグロビンが存在するか(血尿)を調べる。
    ・陽性(+)
    腎臓の病気
    急性・慢性腎炎(糸球体腎炎、ループス腎炎)、腎結石、腎腫瘍、遊走腎、腎外傷、のう胞腎
    尿管の病気
    尿管結石、尿管腫瘍
    膀胱の病気
    膀胱炎、膀胱結石、膀胱腫瘍
    その他泌尿器関連の病気
    前立腺炎、前立腺がん、尿道炎
    泌尿器以外の病気
    白血病、溶血性貧血(発作性夜間ヘモグロビン尿症など)、心筋梗塞、筋ジストロフィー、筋損傷、重症の火傷、発作性寒冷血色素尿症
    ウロビリノーゲンウロビリプラスマイナス(±)尿中のウロビリノーゲンの有無を調べる。ウロビリノーゲンはビリルビンが腸内細菌によって変化したもの。
    ・陰性(-)(試験紙法では判定不能)
    胆石、胆管閉塞、腎機能障害(高度)、下痢、抗生剤の長期使用
    ・陽性(+)
    肝疾患(肝炎、肝硬変)、溶血性貧血(発作性夜間ヘモグロビン尿症)、巨赤芽球性貧血、心不全、腸閉塞、過度の便秘
    尿ビリルビンH-BIL陰性(-)尿中のビリルビンの有無を調べる。尿にビリルビンが含まれていると、黄褐色となり泡まで黄色くなる。
    ・陽性(+)
    肝細胞性黄疸
    肝炎、肝硬変、肝臓がん
    閉塞性黄疸(肝外胆管の閉塞
    胆石、胆管結石、胆嚢がん、胆管がん、膵頭部がん
    体質性黄疸
    Dubin-Johnson症候群、Roter症候群
    亜硝酸塩Nit陰性(-)尿中に亜硝酸塩があるか調べる。
    ・陽性(+)
    尿路感染症(膀胱炎など)
    尿中白血球陰性(-)尿中の白血球の有無を調べる。
    ・陽性(+)
    尿路感染症(膀胱炎など)、アレルギー疾患、尿路結石
    凝固・線溶 検査
    検査項目単位基準値概要
    プロトロンビン時間PT外因系の凝固因子の異常を調べる。血液に試薬を加え凝固時間を測る。時間がかかり過ぎる場合異常。
    ・異常な場合に疑われる病気
    急性肝炎、劇症肝炎、肝硬変、閉塞性黄疸、心不全、悪性腫瘍、ビタミンK欠乏症、プロトロンビン欠乏症、播種性血管内凝固症候群(DIC)など
    プロトロンビン時間
    国際標準比
    PT-INR1.0プロトロンビン時間は試薬により検査値にバラツキがでる。INRは標準試薬を設定しバラツキを補正、基準値は1.0でPTの延長に比例しINRの値も増加する。
    活性化部分
    トロンボプラスチン時間
    APTT25.0-36.0凝固検査であるAPTT(活性化部分トロンボプラスチン時間)を調べる検査
    ・高値(延長)
    ・第Ⅰ,Ⅱ,Ⅴ,Ⅷ,Ⅸ,Ⅹ,ⅩⅠ,ⅩⅡ因子,高分子キニノゲン,プレカリクレイン各因子欠乏症、血友病A(第Ⅷ因子欠乏)、血友病B(第Ⅸ因子欠乏)
    ・肝疾患(肝硬変、肝臓がん など)、ビタミンK欠乏症、抗生物質の長期投与、DIC(播種性血管内凝固症候群)
    フィブリノゲンFibmg/dl200-400血液凝固の第1因子であるフィブリノゲンの量を調べます。
    ・低値
    肝機能障害(肝硬変、肝臓がん)、播種性血管内凝固症候群(DIC)、低フィブリノゲン血症、劇症肝炎など
    ・高値
    感染症、脳梗塞、急性心筋梗塞、がん、ネフローゼ症候群など
    FDPFDPμg/dl5.0以下血液中の線溶によってフィブリノーゲンやフィブリンが分解されてできた物質(FDP)の量を調べる。
    ・高値
    DIC、血栓症、心疾患(狭心症、心筋梗塞)肝疾患(肝炎、肝硬変)悪性腫瘍、大動脈瘤、手術後
    D-ダイマーD-Dng/ml150以下大きく4種類に分けられるFDPの内の1つがD-ダイマー。身体の中のどこかに血栓ができていれば、FDP・D-ダイマーが高くなる。
    ・高値
    播種性血管内凝固症候群(DIC)、重症感染症、がん、心筋梗塞、脳梗塞、肺塞栓症、胎盤早期剥離、妊娠中毒症、膠原病など
    免疫 検査
    検査項目単位基準値概要
    TSHTSHng/ml0.44-4,95脳下垂体の前葉から分泌される「甲状腺刺激ホルモン」の検査
    ・低値
    バセドウ病、亜急性甲状腺炎、亜痛性甲状腺炎、中枢性甲状腺機能低下症
    ・高値
    TSH産生腫瘍、ヨード過剰の摂取、甲状腺機能に関わる薬物の服用、ドーパミン阻害薬の服用
    サイロキシン
    (遊離サイロキシン)
    T4
    (F-T4)
    μg/ml
    (ng/dl)
    4-12
    (0.9-1.9)
    T4、T3共に甲状腺ホルモンであるが、血液中のT4、T3はタンパク質と結合していてホルモンとは作用しないため、タンパク質と結合していないF-T4、F-T3も測定する。
    ・低値
    甲状腺機能低下症(粘液水腫、クレチン病、橋本病)、ヨード欠乏症など
    ・高値
    甲状腺機能亢進症(バセドウ病、プランマー病)、亜急性甲状腺炎、TSH産生腫瘍など
    トリヨードサイロニン
    (遊離トリヨードサイロニン)
    T3
    (F-T3)
    ng/dl
    (pg/dl)
    0.7-2.1
    (2.5-4.5)
    糖関連 検査
    検査項目単位基準値概要
    血糖値FBSmg/dl空腹時
    70-109
    食後2H
    140未満
    血液中のブドウ糖の量を検査
    ・低値
    インスリンノーマ(膵島腫瘍)、糖原病、肝臓がん、ガラクトース血症など
    ・高値
    糖尿病、クッシング症候群、甲状腺機能亢進症、膵炎、肝炎、肝硬変など
    ヘモグロビンエーワンシーHbA1c%4.7-6.2HbA1cは食事の影響を受けず1~2ヶ月の平均血糖値を反映する為、糖尿病の検査として用いられる。
    ・低値
    溶血性貧血 ・ その他、赤血球寿命が短縮する疾患
    ・高値
    糖尿病 ・ その他、高血糖を示す疾患
    その他の検査
    検査項目単位基準値概要
    BNP
    (脳性ナトリウム利尿ペプチド)
    BNPpg/ml20以下主に心室から血液中に分泌されるホルモン(BNP)の量を調べる。
    ・低値
    脱水状態、利尿薬の影響など
    ・高値
    本態性高血圧、うっ血性心不全、慢性腎不全、ネフローゼ症候群、クッシング症候群、甲状腺機能亢進症など